お菓子屋で 「あたしクッキーよ 食べて」
大きな 大きな 人間くらいの
小麦粉で焼かれた シロクマのクッキー
お店に飾ってあった
あまり大きいので 誰も甘いクッキーと 思えず
シロクマクッキーを 見るだけで 通り過ぎた
小さな子が かじってしまった 「おいしー」
その子のママあわてて 「いけません」
店員さん「いいです。試食品にするから 食べて」
クッキーは 飾りものから 大きな試食品になった
ママも食べてみた 「ほんとだ おいしいわ」
それを聞いた人も 食べに来て ザワザワ
お菓子屋が 何か騒がしいので 人が入ってきた
「何かしら?」 外の人も やって来て 食べた
おいしい おいしい 大きなクッキー
お店のクッキーも たくさん売れて
シロクマクッキー 大活躍